令和2年度 松田病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 0 7 21 13 76 150 323 763 521 162
令和2年4月1日から令和3年3月31日までに退院された方の年齢構成を示しました。60歳未満(13.1%)60歳以上(86.9%)高齢化社会を反映して、高齢者が全体の6分の5以上を占めています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060035XX99X6XX 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 6あり 79 5.28 4.51 0% 75.32
060050XX99040X 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 55 6.93 10.15 0% 72.24
06007XXX9905XX 膵臓、脾臓の腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 5あり 50 4.08 8.91 0% 75.32
060040XX99X6XX 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 6あり 48 6.25 4.48 0% 73.13
060300XX99X00X 肝硬変(胆汁性肝硬変を含む。) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 46 17.30 11.63 0% 65.96
外科は消化器外科を中心として消化器全般の疾患や癌の診断と治療に力を入れ、全身麻酔を要する大きな手術が行える設備と人員を備えています。具体的には肝癌、胃癌、大腸癌、胆嚢癌、膵癌や食道癌等の手術と内視鏡(腹腔鏡等)を使った治療も行っています。特に肝癌は、肝切手術とラジオ波(RFA)、血管塞栓術(TAE、TACE)と化学療法を併用し治療効果を高めています。胃・大腸癌は、胃・大腸カメラ等を使った検査はもちろん、腹腔鏡(低侵襲)手術を用い患者さんへの負担軽減と早期離床に努め、化学療法も併用しています。化学療法室を設置し、近年成長が著しい抗がん剤の治療でも新しい薬を積極的に取り入れています。倉敷駅から近いという立地で、県北部や他県からも多くご来院いただいていますが、患者さんの要望に応じてかかりつけ医と連携し、安心して治療を継続できるよう紹介・逆紹介も積極的に行っています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160690XX99XXXX 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 35 26.14 18.81 0.29% 84.23
160800XX01XXXX 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 31 30.74 25.09 0.29% 83.81 人工股関節置換術
160700XX97XX0X 鎖骨・肩甲骨の骨折 手術あり 定義副傷病 なし 10 11.70 6.19 0% 64.10
160990XX99X0XX 多部位外傷 手術なし 手術・処置等2 なし 10 31.20 17.12 0.40% 83.20
07040XXX01XXXX 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 - - - - - 人工股関節置換術
整形外科では、高齢や骨粗鬆症に起因した転倒による骨折が多く、骨粗鬆症の診断に有効なDEXAを導入、診断と治療を行い、大腿骨頸部、転子部骨折などに対しては、人工関節置換術・人工骨頭の手術を行っています。
術後早期にリハビリを開始し運動機能の回復維持向上に努めています。高齢の方の治療には長期のリハビリが必要なこともあり、他のリハビリ病院や施設と連携しています。また電子カルテによる院内パスを導入することで治療効率を高めています。
またスポーツ外来で、膝関節(炎)症に対して内視鏡で滑膜切除(再建)を行うなど、若年層への治療にも力を入れています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110310XX99XXXX 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 33 9.30 13.00 0% 81.36
040081XX99X0XX 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 20 16.75 20.51 0.05% 86.60
110070XX03X0XX 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2 なし 16 3.50 7.13 0.06% 77.00 経尿道的膀胱腫瘍切除術(2日間)
経尿道的膀胱腫瘍切除術(3日間)
110080XX991XXX 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 10 2.00 2.54 0% 72.60
11022XXX99XXXX 男性生殖器疾患 手術なし - - - - -
泌尿器科は、高齢者に多い尿路感染や排尿障害が増えています。膀胱癌、前立腺癌は、手術と化学療法を併用して治療を行っています。
ICD(インフェクション・コントロール・ドクター)として感染の治療全般を当科で診ているため、誤嚥性肺炎で入院される方も多くなっています。
またかかりつけ医機能として、往診・訪問診療にも力を入れておりご自宅や施設でも安心して治療を継続できるように努めています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 18 25 23 - - - 1 8
大腸癌 - 14 68 65 - 122 1 8
乳癌 - - - - - - 1 8
肺癌 - - - - - - 1 8
肝癌 - 21 18 - - 90 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
外科・消化器外科では、特に肝・胆・膵癌の治療については多くの実績があります。内視鏡検査を行い胃癌・大腸癌の早期診断に努めています。セカンドオピニオンも受け入れています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 - - -
中等症 41 14.76 82.37
重症 - - -
超重症 - - -
不明 - - -
市中肺炎は、中等症が多く平均年齢は高くなり、平均在院日数は短くなる傾向です。患者数は変化なし
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 15 28.53 81.53 26.67%
その他 - - - -
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 59 2.37 7.68 8.47% 61.15 腹腔鏡下胆嚢摘出術
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) 41 2.44 12.39 0% 72.41
K6335 ヘルニア手術(鼠径ヘルニア) 34 0.44 4.09 5.88% 69.03 ソ径ヘルニア手術
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) 33 5.61 5.48 6.06% 73.15
K6112 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(四肢) 26 5.35 9.38 7.69% 72.69
外科の腹腔鏡下胆嚢摘出術・内視鏡的大腸ポリープ粘膜切除は、低侵襲で行うため、術後の日数も短くできます。血管塞栓術とならんで、多くの症例数があります。鼠経ヘルニア手術も増える傾向にあります。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(上腕)(大腿) 18 3.72 27.22 33.33% 85.28
K0821 人工関節置換術(股)(膝) 17 1.35 21.88 17.65% 68.76 人工膝関節置換術
人工股関節置換術
K0731 関節内骨折観血的手術(肩)(股)(膝)(肘) 14 2.57 23.14 14.29% 77.00
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整形外科では、人工関節置換術(膝・大腿骨)は事前に手術日を決めて行うようにしています。骨折観血的手術は、転倒等で骨折した方の治療ということになるため術前の入院期間が長くなる傾向にあります。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) 15 0.27 2.27 6.67% 76.80 経尿道的膀胱腫瘍切除術(2日間)
経尿道的膀胱腫瘍切除術(3日間)
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 - - - - -
K783 経尿道的尿管狭窄拡張術 - - - - -
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泌尿器科は、前立腺肥大等での尿閉治療、膀胱癌や前立腺癌などの治療を積極的に行っています
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 - -
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 10 0.49%
異なる - -
更新履歴
2021.9.25
令和2年度初版