鼠経ヘルニア
鼠経ヘルニアとは、鼠径部(足の付け根の部分)に、本来お腹の中にある腸がはみ出してしまう状態(ヘルニア)をいいます。
症状としては、足の付け根の部分に膨らみがでてきたり痛みを感じたりします
鼠経ヘルニアをそのままにしておくと、飛び出した腸が戻らなくなり(嵌頓)、腸に血流が流れなくなり壊死したり穴が開いたりして、命に危険が及ぶことになります。
治療方法としては手術しかなく、当院では患者様の状態に応じて従来通りの鼠経法という、腰椎麻酔で4㎝程の傷を鼠径部につけて、人工物(メッシュ)を当てる方法と、全身麻酔で小さな傷で手術を行う腹腔鏡手術(TAPP)のどちらかを行っております。