大腸癌
大腸癌とは大腸(結腸、直腸、肛門)に発生するがんで、すべてがんの中で、一番診断される人が多い非常に注意が必要ながんです。
早期がんではほとんど症状はなく、進行すると、便秘、腹痛、貧血、体重減少、などの症状がでます。そのような症状がある方は、大腸内視鏡検査を受けることをお勧めします。
大腸がんと診断されたら、ごく早期のものは内視鏡で切除(お腹を切らずに)、進行がんの場合は外科的な手術が必要となります。手術は患者様の状態に応じて従来通りの開腹手術や、低侵襲な傷の小さい腹腔鏡手術のどちらかを選択します。
手術で治すことが困難な患者様には手術を行わず、初めから抗癌剤治療を行う場合があります。手術ができない患者様でも、化学療法の目覚ましい発展により、平均で2年以上生きることができるような時代になってきました。
また大腸癌による腸閉塞症状がある患者様には、大腸ステントの治療も積極的に行っております。